休日は、子どもが真剣に取り組んでいる「剣道」の試合観戦や保護者同士の交流が良い気分転換になっています。彼が小学校6年生だった1年間は私が剣道の総務担当で忙しく、会社とも相談して都合に合わせて優先的に休めるようにしてもらったこともありました。スタッフの皆にも協力していただいたので、本当に感謝しています。
「思いに寄り添い、言葉に耳を傾ける」ため、訪問看護師に。
病院付属の看護学校を卒業し、最初は病院の看護師として就職しました。そこで10年ほど働くなかで末期癌の患者さんにも接し、「もっとこの方々の思いに寄り添い、言葉に耳を傾けたい」という思いが募り、少しずつ患者さんの近くで寄り添える訪問看護に興味を持つようになりました。 そして、子どもができ、勤務体系をパートに切り替えたタイミングで、たまたまスギナーシングケアのことを知り、興味があった訪問看護に携わることを決意しました。スギナーシングケアを選んだ理由は、家から近かったことと、安定した会社が事業運営していることが大きかったですね。 最初は、「果たして自分に訪問看護ができるか」という思いがあったので、まずはパートとして入社しましたが、すぐにその不安も払拭され、正社員として採用していただきました。
患者さんに「信頼していただくこと」は、この上ない喜びです。
私がスギナーシングケアに入社して間もなく担当させて頂いた、非常に印象的な患者さんがおられます。その方の担当になった当初は、訪問看護を頑なに拒否されておりました。しかし、患者さんと正面から向かい合って看護をし、患者さんのお話に徹底して耳を傾けることで少しずつ信頼をいただき、最終的には「齋藤さんと会えて良かった」とまで言っていただけました。自分と会えて良かったという言葉をもらえたことは、私にとってこの上ない喜びでした。 現在は管理職として、「管理者がいなくても回る、主体的な看護師がいるステーション」を目指しています。もちろんその前提として、一人ひとりと細やかなコミュニケーションを取りながら、段階を踏んで看護師の成長をサポートすることを心がけています。 そして今、この場所で成長している若いスタッフが、私が体験したような訪問看護のやりがいについての話を聞くと、自分のことのように嬉しくなります。 今後の目標としては、スタッフに協力してもらいながら、このステーションをより一層、地域に貢献できる存在にしていきたいです。